昨日はローカルスタッフの最終勤務のため送別会を開催
香港人の仕事への考え方は日本人と異なる部分が多いので書いてみます。
まずは今はデモの影響で失業率が高まっています。
最近発表されたデータでは3%になったとの情報があります。この%が高まることは仕事はないが働ける人口が増えていると言うことになります。
どんな状況が起こっているのか??
以前のブログでも記載してましたが、デモの影響で売上の大幅減はどの企業でも発生しております。
売上が取れないのであればすぐにコスト削減として即効性が高いのは人件費です。
対応としてはNPL=給料が発生しない休み、リストラ、新規採用を中止となります。
もちろん正社員を働かされないとアルバイトはもっと働けなりますよね。
ではなぜ今の時期に退職するの?
そもそも香港人の仕事に対しての考え方として仕事=転職には当たり前です。
日本=終身雇用が当たり前だったように。
仕事=転職することは自身の成長となると考えられており
転職=自分の価値を上げることとなります。だから1年〜2年ほどで経験を積んで自分の価値を上げるため(給料と役職)転職を繰り返します。
ベースアップは日本は定額制、香港は比率制
日本も1年に1回ベースアップがありますよね?
よくても5,000円〜6,000円ほどではないでしょうか。
香港も同様でベースアップは消費物価指数を考慮してベースの3%から4%ほどと言われます。つまり給料が高ければ高いほど上昇率が上がります。
のでは、転職する給料の上がり幅としては10%以上と言われます。
20万円の給料をもらっていたら次の転職先では22万の給料先を見つけて交渉することとなります。2万もですよ!!
え!?なんでそんな強気な考え方ができるの?転職したら仕事を最初から覚えないと行けないから給料下がるんじゃないの??
香港は今でこそ失業率が高まってますが、働く人口が足りておらず常に物価が高くなっている国です。
働く人口が足りてない=企業も人がほしいため、すぐに転職先が見つかる環境がこのような転職文化を生み出しており、理想的な文化だと思います。
なぜ理想的か??
夢がありますよね。自分の価値次第で給料の上限が見えないです。日本の会社員だと年収1,000万円行くかたがどのくらい低いか
また転職する環境があるため解雇に対しても抵抗がありません。
日本だと終身雇用文化で利益を生まない方でもある程度、出世昇給させるため利益を生み出さない人でも高額な給料を支払わないと行けません。
香港では解雇しても転職文化のため新しい方がすぐに来ます。
給料分の価値を生まないと判断すればすぐに解雇して新しい人材を見つけるのです。
だからこそ解雇にならないように自分たちの価値を高めることに貪欲です。仕事をしながらも勉強したり、資格をとったりと活動的なのです。
最初の質問とずれておりましたが、なぜ今の時期に転職をするのかの答えは自分たちの価値を上げるためです。時期なんて関係ないチャンスがあればチャレンジする。
本当に素晴らしい考え方を持っているし、私もそのような考え方にチェンジしていきたいです。
余談
昨日の送別会はBBQで写真を載せておりますが
香港風BBQはパンを焼いたり、焼くものにははちみつをつけたりと日本と全然異なります。